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新生人間文化研究会の開催について

平成25年8月

人間社会は一体どこに向かって歩んで行くのでしょうか。近年の科学および科学技術の発展によって、私たちの生活環境は、様々な情報が行きかい、便利で快適なものになってきました。しかし、その一方で、未来に対する様々な社会不安も同時に増大してきています。お金のかかる社会保障、先の見えない原発事故処理、道路やビルの老朽化、雇用不安、高齢化社会の中での孤独死などなど、人類の幸福のためにと行ってきた様々な取り組みが、それとはずれた方向に進んできてしまっているように思えます。それは、一人ひとりが静かに自分自身を見つめる機会を失ってきてしまっているからなのかもしれません。そして、目に見える世界での華やかさとは対照的に、目に見えないけれど、人が生きていく上できわめて大切なものをどこかに置き忘れてきてしまったのかもしれません。その大切なものとは、一人ひとりが自分自身の心の内を見つめ、無意識の世界に意識の明かりを灯していくことではないでしょうか。人間文化研究会は、自由に討論することで、参加者一人ひとりが、自身の心の内を見つめることを目的に22年間続けてきました。その目的は今でも変わっていません。ただ、ここで初心に帰り、その目的を見つめ直し、気持ちを新たに再開したいという思いから、人間文化研究会を第一回≪人間文化研究会≫として新たにスタートすることにしました。多くの皆様の参加をお待ちしています。

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