2010年レポート
第136回 「良心」
- 2010-12-16 (木)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
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第135回 「知恵」
- 2010-10-07 (木)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
- 開催日時
- 平成22年9月24(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 知恵
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 大瀧、望月
討議内容
今回は、「知恵」と題して議論した。知恵について、どこから議論を始めようかと考えあぐんでいた時、大瀧さんから料理の話が出された。大瀧さんは、菓子を作ったり、ケーキを作ったりするのが趣味だそうで、たいていはレシピを見ながら作っていくが、まあまあのものは作れるらしい。まあまあというのは、当たりも外れもなく、おいしいといえばおいしい程度のものらしい。ところが、その菓子やケーキを実際に指導者が作ったものと比べてみると、そこには明らかに味の違いがあるという。その指導者に直接教わりながら、試行錯誤を続けていくと、レシピだけで作った時よりもはるかにおいしいものが出来てくるという。ただ、それでも、レシピに書かれている材料と分量とは変わってはいない。すなわち、材料や分量が同じであっても、プロセスの中での手加減に、味をより良いものにする秘訣が隠されているということだ。そして、材料や分量は、レシピとして言葉で表現できるが、プロセスの中での手加減は、なかなか言葉では表現できない。ここに、知恵と知識との違いを垣間見る思いがする。すなわち、レシピに書かれている材料や分量は、知識として与えられているもので、そこに表現できないプロセスの中での手加減が知恵と係わっているらしいということだ。
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第134回 「善」
- 2010-08-27 (金)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
- 開催日時
- 平成22年9月24(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 知恵
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 大瀧、望月
討議内容
今回は、「知恵」と題して議論した。知恵について、どこから議論を始めようかと考えあぐんでいた時、大瀧さんから料理の話が出された。大瀧さんは、菓子を作ったり、ケーキを作ったりするのが趣味だそうで、たいていはレシピを見ながら作っていくが、まあまあのものは作れるらしい。まあまあというのは、当たりも外れもなく、おいしいといえばおいしい程度のものらしい。ところが、その菓子やケーキを実際に指導者が作ったものと比べてみると、そこには明らかに味の違いがあるという。その指導者に直接教わりながら、試行錯誤を続けていくと、レシピだけで作った時よりもはるかにおいしいものが出来てくるという。ただ、それでも、レシピに書かれている材料と分量とは変わってはいない。すなわち、材料や分量が同じであっても、プロセスの中での手加減に、味をより良いものにする秘訣が隠されているということだ。そして、材料や分量は、レシピとして言葉で表現できるが、プロセスの中での手加減は、なかなか言葉では表現できない。ここに、知恵と知識との違いを垣間見る思いがする。すなわち、レシピに書かれている材料や分量は、知識として与えられているもので、そこに表現できないプロセスの中での手加減が知恵と係わっているらしいということだ。
- 開催日時
- 平成22年7月30(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 善
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「善」と題して議論した。善とは一体何かを議論する前に、私たちの日常生活の変化について考えてみることにした。というのは、人間の善としての心が基盤となって作り上げてきたであろう利便性や快適性にあふれた生活の中で、私たちに今のしかかってきているのが、将来への不安という、技術でも解決できそうもない問題であるからである。私たちの日常生活は、通信、運輸、電気、ガス、水道という、いわゆるインフラといわれるものから、家事、娯楽、医療、教育といった分野に至るまで高度な科学技術によって支えられ、生活そのものは快適で便利になった。しかし、その一方で、将来への不安や人間関係の希薄さなど、新たな問題が浮かび上がってきている。善を前提にして歩んできたはずの企業や国家の取り組みが、何か間違っていたのだろうか。それとも、利便性や快適性と、将来への不安感や人間関係の希薄さなどは、まったく関係のないことなのだろうか。
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第133回 「自由」
- 2010-06-29 (火)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
- 開催日時
- 平成22年9月24(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 知恵
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 大瀧、望月
討議内容
今回は、「知恵」と題して議論した。知恵について、どこから議論を始めようかと考えあぐんでいた時、大瀧さんから料理の話が出された。大瀧さんは、菓子を作ったり、ケーキを作ったりするのが趣味だそうで、たいていはレシピを見ながら作っていくが、まあまあのものは作れるらしい。まあまあというのは、当たりも外れもなく、おいしいといえばおいしい程度のものらしい。ところが、その菓子やケーキを実際に指導者が作ったものと比べてみると、そこには明らかに味の違いがあるという。その指導者に直接教わりながら、試行錯誤を続けていくと、レシピだけで作った時よりもはるかにおいしいものが出来てくるという。ただ、それでも、レシピに書かれている材料と分量とは変わってはいない。すなわち、材料や分量が同じであっても、プロセスの中での手加減に、味をより良いものにする秘訣が隠されているということだ。そして、材料や分量は、レシピとして言葉で表現できるが、プロセスの中での手加減は、なかなか言葉では表現できない。ここに、知恵と知識との違いを垣間見る思いがする。すなわち、レシピに書かれている材料や分量は、知識として与えられているもので、そこに表現できないプロセスの中での手加減が知恵と係わっているらしいということだ。
- 開催日時
- 平成22年7月30(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 善
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「善」と題して議論した。善とは一体何かを議論する前に、私たちの日常生活の変化について考えてみることにした。というのは、人間の善としての心が基盤となって作り上げてきたであろう利便性や快適性にあふれた生活の中で、私たちに今のしかかってきているのが、将来への不安という、技術でも解決できそうもない問題であるからである。私たちの日常生活は、通信、運輸、電気、ガス、水道という、いわゆるインフラといわれるものから、家事、娯楽、医療、教育といった分野に至るまで高度な科学技術によって支えられ、生活そのものは快適で便利になった。しかし、その一方で、将来への不安や人間関係の希薄さなど、新たな問題が浮かび上がってきている。善を前提にして歩んできたはずの企業や国家の取り組みが、何か間違っていたのだろうか。それとも、利便性や快適性と、将来への不安感や人間関係の希薄さなどは、まったく関係のないことなのだろうか。
- 開催日時
- 平成22年5月28日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 自由
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「自由」と題して議論した。普段私たちは、自由になりたい、自由になったらこれこれのことをしたいといったように、自由になることを夢見ているが、その自由とは一体何だろうか。
サラリーマン生活をしていると、自由というのは、定年退職し、会社組織からの縛りがなくなったときに得られるものと多くの人は思っている。確かに、退職し、毎日が日曜日になり、毎日24時間が自分の好きなことに使えるとなると自由がそこにあるように思える。
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第132回 「美しいということ」
- 2010-04-12 (月)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
- 開催日時
- 平成22年9月24(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 知恵
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 大瀧、望月
討議内容
今回は、「知恵」と題して議論した。知恵について、どこから議論を始めようかと考えあぐんでいた時、大瀧さんから料理の話が出された。大瀧さんは、菓子を作ったり、ケーキを作ったりするのが趣味だそうで、たいていはレシピを見ながら作っていくが、まあまあのものは作れるらしい。まあまあというのは、当たりも外れもなく、おいしいといえばおいしい程度のものらしい。ところが、その菓子やケーキを実際に指導者が作ったものと比べてみると、そこには明らかに味の違いがあるという。その指導者に直接教わりながら、試行錯誤を続けていくと、レシピだけで作った時よりもはるかにおいしいものが出来てくるという。ただ、それでも、レシピに書かれている材料と分量とは変わってはいない。すなわち、材料や分量が同じであっても、プロセスの中での手加減に、味をより良いものにする秘訣が隠されているということだ。そして、材料や分量は、レシピとして言葉で表現できるが、プロセスの中での手加減は、なかなか言葉では表現できない。ここに、知恵と知識との違いを垣間見る思いがする。すなわち、レシピに書かれている材料や分量は、知識として与えられているもので、そこに表現できないプロセスの中での手加減が知恵と係わっているらしいということだ。
- 開催日時
- 平成22年7月30(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 善
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「善」と題して議論した。善とは一体何かを議論する前に、私たちの日常生活の変化について考えてみることにした。というのは、人間の善としての心が基盤となって作り上げてきたであろう利便性や快適性にあふれた生活の中で、私たちに今のしかかってきているのが、将来への不安という、技術でも解決できそうもない問題であるからである。私たちの日常生活は、通信、運輸、電気、ガス、水道という、いわゆるインフラといわれるものから、家事、娯楽、医療、教育といった分野に至るまで高度な科学技術によって支えられ、生活そのものは快適で便利になった。しかし、その一方で、将来への不安や人間関係の希薄さなど、新たな問題が浮かび上がってきている。善を前提にして歩んできたはずの企業や国家の取り組みが、何か間違っていたのだろうか。それとも、利便性や快適性と、将来への不安感や人間関係の希薄さなどは、まったく関係のないことなのだろうか。
- 開催日時
- 平成22年5月28日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 自由
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「自由」と題して議論した。普段私たちは、自由になりたい、自由になったらこれこれのことをしたいといったように、自由になることを夢見ているが、その自由とは一体何だろうか。
サラリーマン生活をしていると、自由というのは、定年退職し、会社組織からの縛りがなくなったときに得られるものと多くの人は思っている。確かに、退職し、毎日が日曜日になり、毎日24時間が自分の好きなことに使えるとなると自由がそこにあるように思える。
- 開催日時
- 平成22年3月26日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 美しいということ
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、望月
討議内容
今回は、「美しいということ」と題して議論した。議論を始める前に、美しいという言葉で連想するものを挙げてみた。美しい人、風景の美しさ、生き生きとしている姿、スポーツ選手のフォーム、美しい立居振舞、歌声、音楽、花の美しさ、文字の美しさ、などが挙げられた。こうした美しいという言葉からイメージされたものを分類してみると、大きく二つに分けられる。一つは、自然そのものと係わった美しさ。ヨーロッパアルプスの美しさ、花の美しさ、海の美しさといったものは、自然の美しさである。これに対して、もう一つの美しさは、人間と係わったものへの美しさである。美しい人、スポーツ選手のフォーム、音楽、歌声、文字の美しさといったようなものは、人間が係わったものへの美しさである。
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第131回 「こころ」
- 2010-02-11 (木)
- 2010年レポート
- 開催日時
- 平成22年11月26(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 良心について
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 塚田、土岐川、下山、大瀧、飯野、水野、望月
討議内容
今回の討議には、はるばる山形から飯野さんが参加してくれました。また、水野さんも短時間ではありましたが初めて参加してくれました。
今回は、「良心」と題して議論した。良心というのは、いつも心の隅に控えているというよりも、何か悪いことをしようとする時や、してしまったような時に、突然頭を挙げてくるような何かだ。ただ、そのことをもう少し詳しく掘り下げて考えてみると、何か悪いことをしようとする時に現われてくるのが良心であって、何か悪いことをしてしまった時に現われてくるのは罪悪感である。罪悪感は、良心の意志を無視して、ある行為を行った時に現われてくる感情ということになる。すなわち、良心というのは、我々人間をある正しい方向に向かわせようとする指南役のようなものだ。その良心の意志に従って行動している時にはこころは清らかで気持ちがいいのだが、その意志に反した行動をしてしまった時には罪悪感に襲われることになる。
- 開催日時
- 平成22年9月24(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 知恵
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 大瀧、望月
討議内容
今回は、「知恵」と題して議論した。知恵について、どこから議論を始めようかと考えあぐんでいた時、大瀧さんから料理の話が出された。大瀧さんは、菓子を作ったり、ケーキを作ったりするのが趣味だそうで、たいていはレシピを見ながら作っていくが、まあまあのものは作れるらしい。まあまあというのは、当たりも外れもなく、おいしいといえばおいしい程度のものらしい。ところが、その菓子やケーキを実際に指導者が作ったものと比べてみると、そこには明らかに味の違いがあるという。その指導者に直接教わりながら、試行錯誤を続けていくと、レシピだけで作った時よりもはるかにおいしいものが出来てくるという。ただ、それでも、レシピに書かれている材料と分量とは変わってはいない。すなわち、材料や分量が同じであっても、プロセスの中での手加減に、味をより良いものにする秘訣が隠されているということだ。そして、材料や分量は、レシピとして言葉で表現できるが、プロセスの中での手加減は、なかなか言葉では表現できない。ここに、知恵と知識との違いを垣間見る思いがする。すなわち、レシピに書かれている材料や分量は、知識として与えられているもので、そこに表現できないプロセスの中での手加減が知恵と係わっているらしいということだ。
- 開催日時
- 平成22年7月30(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 善
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「善」と題して議論した。善とは一体何かを議論する前に、私たちの日常生活の変化について考えてみることにした。というのは、人間の善としての心が基盤となって作り上げてきたであろう利便性や快適性にあふれた生活の中で、私たちに今のしかかってきているのが、将来への不安という、技術でも解決できそうもない問題であるからである。私たちの日常生活は、通信、運輸、電気、ガス、水道という、いわゆるインフラといわれるものから、家事、娯楽、医療、教育といった分野に至るまで高度な科学技術によって支えられ、生活そのものは快適で便利になった。しかし、その一方で、将来への不安や人間関係の希薄さなど、新たな問題が浮かび上がってきている。善を前提にして歩んできたはずの企業や国家の取り組みが、何か間違っていたのだろうか。それとも、利便性や快適性と、将来への不安感や人間関係の希薄さなどは、まったく関係のないことなのだろうか。
- 開催日時
- 平成22年5月28日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 自由
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 下山、大瀧、望月
討議内容
今回は、「自由」と題して議論した。普段私たちは、自由になりたい、自由になったらこれこれのことをしたいといったように、自由になることを夢見ているが、その自由とは一体何だろうか。
サラリーマン生活をしていると、自由というのは、定年退職し、会社組織からの縛りがなくなったときに得られるものと多くの人は思っている。確かに、退職し、毎日が日曜日になり、毎日24時間が自分の好きなことに使えるとなると自由がそこにあるように思える。
- 開催日時
- 平成22年3月26日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- 美しいということ
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、望月
討議内容
今回は、「美しいということ」と題して議論した。議論を始める前に、美しいという言葉で連想するものを挙げてみた。美しい人、風景の美しさ、生き生きとしている姿、スポーツ選手のフォーム、美しい立居振舞、歌声、音楽、花の美しさ、文字の美しさ、などが挙げられた。こうした美しいという言葉からイメージされたものを分類してみると、大きく二つに分けられる。一つは、自然そのものと係わった美しさ。ヨーロッパアルプスの美しさ、花の美しさ、海の美しさといったものは、自然の美しさである。これに対して、もう一つの美しさは、人間と係わったものへの美しさである。美しい人、スポーツ選手のフォーム、音楽、歌声、文字の美しさといったようなものは、人間が係わったものへの美しさである。
- 開催日時
- 平成22年1月22日(金) 14:00~17:00
- 討議テーマ
- こころ
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、下山、松本、大瀧、大瀧(ち)、望月
討議内容
今回は、「こころ」と題して議論した。こころという言葉で思い出すのは、夏目漱石の著書『こころ』だ。親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品と書評には書かれているが、そこには、恋、愛、友情、嫉妬、競争心、我欲、罪悪感、宗教心、倫理観といった、人間のこころの中に起きる様々な心模様が描かれている。改めて漱石の『こころ』に目をやる時、漱石がこの小説に『こころ』と名付けた意味が分かるような気がする。
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