2000年レポート
第76回 「心」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
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第75回 「自由」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
- 開催日時
- 平成12年9月22日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、塚田、土岐川、山崎、桐、水野、下山、松本、大滝、石田、望月
討議内容
今回新たに、石田さんが参加してくれました。石田さんは、女性社長として暗号に関する会社を経営されています。趣味としては、絵を描くことやピアノを弾くことだそうです。英語、フランス語が得意ということですので、インターナショナルな観点から、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自由をテーマに議論した。自由とは、何らかの形で束縛されているものから解放されることであるが、その束縛の一つに人間が社会的な動物であることからを束縛している。特に、新たなことを試みようとする者にとっては、この常識は大きな力となって束縛してくる。その常識から外れると、変わり者であるとか、かってであるとかいった烙印が押されることになる。人間が他の動物と違うところの一つは、この見えない力が自由を奪っていることが上げられる。
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第74回 「環境」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
- 開催日時
- 平成12年9月22日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、塚田、土岐川、山崎、桐、水野、下山、松本、大滝、石田、望月
討議内容
今回新たに、石田さんが参加してくれました。石田さんは、女性社長として暗号に関する会社を経営されています。趣味としては、絵を描くことやピアノを弾くことだそうです。英語、フランス語が得意ということですので、インターナショナルな観点から、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自由をテーマに議論した。自由とは、何らかの形で束縛されているものから解放されることであるが、その束縛の一つに人間が社会的な動物であることからを束縛している。特に、新たなことを試みようとする者にとっては、この常識は大きな力となって束縛してくる。その常識から外れると、変わり者であるとか、かってであるとかいった烙印が押されることになる。人間が他の動物と違うところの一つは、この見えない力が自由を奪っていることが上げられる。
- 開催日時
- 平成12年7月7日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、山崎、市川、椙岡、大原、松本、大滝、篠原、望月
討議内容
今回新たに、大滝さんと篠原さんが参加してくれました。大滝さんは現在(株)日本無線に勤務されていて、趣味としては、ケーキや和菓子を作ることだそうです。篠原さんは、(株)ベルシステム24に勤務されていて、趣味は、テニス、スキー、ヨガや仏教書に関心があるとのことです。若い二人が、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は環境に関して議論した。環境には、人間が主体となって係わる環境と、動物や植物など人間以外の生物が係わる環境とがありそうだ。そして、生物の誕生から人類の誕生への営みは、後者の環境の中で育まれた生命の進化であり、その環境は、ダーウィンの説く突然変異と自然淘汰による生命進化の自然淘汰と深く係わってくるものである。生命の進化は、まるで赤ちゃんが母親の胸の中で育まれるように、環境という胸の中で育まれてきた。そして、人間になって意識が芽生え、その意識との係わりの中から、人間主体の環境が新たに生まれてきた。社会環境、家庭環境、教育環境、職場環境等々は、人間が生み出してきた人間の作る環境である。
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第73回 「自己実現」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
- 開催日時
- 平成12年9月22日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、塚田、土岐川、山崎、桐、水野、下山、松本、大滝、石田、望月
討議内容
今回新たに、石田さんが参加してくれました。石田さんは、女性社長として暗号に関する会社を経営されています。趣味としては、絵を描くことやピアノを弾くことだそうです。英語、フランス語が得意ということですので、インターナショナルな観点から、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自由をテーマに議論した。自由とは、何らかの形で束縛されているものから解放されることであるが、その束縛の一つに人間が社会的な動物であることからを束縛している。特に、新たなことを試みようとする者にとっては、この常識は大きな力となって束縛してくる。その常識から外れると、変わり者であるとか、かってであるとかいった烙印が押されることになる。人間が他の動物と違うところの一つは、この見えない力が自由を奪っていることが上げられる。
- 開催日時
- 平成12年7月7日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、山崎、市川、椙岡、大原、松本、大滝、篠原、望月
討議内容
今回新たに、大滝さんと篠原さんが参加してくれました。大滝さんは現在(株)日本無線に勤務されていて、趣味としては、ケーキや和菓子を作ることだそうです。篠原さんは、(株)ベルシステム24に勤務されていて、趣味は、テニス、スキー、ヨガや仏教書に関心があるとのことです。若い二人が、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は環境に関して議論した。環境には、人間が主体となって係わる環境と、動物や植物など人間以外の生物が係わる環境とがありそうだ。そして、生物の誕生から人類の誕生への営みは、後者の環境の中で育まれた生命の進化であり、その環境は、ダーウィンの説く突然変異と自然淘汰による生命進化の自然淘汰と深く係わってくるものである。生命の進化は、まるで赤ちゃんが母親の胸の中で育まれるように、環境という胸の中で育まれてきた。そして、人間になって意識が芽生え、その意識との係わりの中から、人間主体の環境が新たに生まれてきた。社会環境、家庭環境、教育環境、職場環境等々は、人間が生み出してきた人間の作る環境である。
- 催日時
- 平成12年5月12日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、水野、下山、市川、大原、松本、吉野、肥野、望月
討議内容
今回新たに、吉野さんと肥野さんが参加してくれました。吉野さんは元々看護婦をされていましたが、現在は、地域高齢社会開発研究所を経営されています。学生時代は陸上の選手として活躍していましたが、現在はそれらからも離れてしまっているとのこと。肥野さんは、ベルシステム24総合研究所に勤務していて、趣味は、三国志などの戦時小説を読むことだそうです。二人の女性が、新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自己実現について議論した。議論に参加された何人かは、自己実現ということをあらためて考えてみると、はたして自己実現というそのもの自体があるのか疑問に思えてくるという。自己実現など言葉だけのもので、実際には、日々をしっかりと生きていることそのことが自己実現ということではないだろうかと。そして、普通の主婦にしても、農家の人の中にも、自己実現などという言葉など知らない人達が、生き生きと力強く生きている。これらの人達こそ、自己実現できている人達ではないかという。はたしてそうだろうか。
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第72回 「言葉」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
- 開催日時
- 平成12年9月22日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、塚田、土岐川、山崎、桐、水野、下山、松本、大滝、石田、望月
討議内容
今回新たに、石田さんが参加してくれました。石田さんは、女性社長として暗号に関する会社を経営されています。趣味としては、絵を描くことやピアノを弾くことだそうです。英語、フランス語が得意ということですので、インターナショナルな観点から、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自由をテーマに議論した。自由とは、何らかの形で束縛されているものから解放されることであるが、その束縛の一つに人間が社会的な動物であることからを束縛している。特に、新たなことを試みようとする者にとっては、この常識は大きな力となって束縛してくる。その常識から外れると、変わり者であるとか、かってであるとかいった烙印が押されることになる。人間が他の動物と違うところの一つは、この見えない力が自由を奪っていることが上げられる。
- 開催日時
- 平成12年7月7日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、山崎、市川、椙岡、大原、松本、大滝、篠原、望月
討議内容
今回新たに、大滝さんと篠原さんが参加してくれました。大滝さんは現在(株)日本無線に勤務されていて、趣味としては、ケーキや和菓子を作ることだそうです。篠原さんは、(株)ベルシステム24に勤務されていて、趣味は、テニス、スキー、ヨガや仏教書に関心があるとのことです。若い二人が、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は環境に関して議論した。環境には、人間が主体となって係わる環境と、動物や植物など人間以外の生物が係わる環境とがありそうだ。そして、生物の誕生から人類の誕生への営みは、後者の環境の中で育まれた生命の進化であり、その環境は、ダーウィンの説く突然変異と自然淘汰による生命進化の自然淘汰と深く係わってくるものである。生命の進化は、まるで赤ちゃんが母親の胸の中で育まれるように、環境という胸の中で育まれてきた。そして、人間になって意識が芽生え、その意識との係わりの中から、人間主体の環境が新たに生まれてきた。社会環境、家庭環境、教育環境、職場環境等々は、人間が生み出してきた人間の作る環境である。
- 催日時
- 平成12年5月12日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、水野、下山、市川、大原、松本、吉野、肥野、望月
討議内容
今回新たに、吉野さんと肥野さんが参加してくれました。吉野さんは元々看護婦をされていましたが、現在は、地域高齢社会開発研究所を経営されています。学生時代は陸上の選手として活躍していましたが、現在はそれらからも離れてしまっているとのこと。肥野さんは、ベルシステム24総合研究所に勤務していて、趣味は、三国志などの戦時小説を読むことだそうです。二人の女性が、新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自己実現について議論した。議論に参加された何人かは、自己実現ということをあらためて考えてみると、はたして自己実現というそのもの自体があるのか疑問に思えてくるという。自己実現など言葉だけのもので、実際には、日々をしっかりと生きていることそのことが自己実現ということではないだろうかと。そして、普通の主婦にしても、農家の人の中にも、自己実現などという言葉など知らない人達が、生き生きと力強く生きている。これらの人達こそ、自己実現できている人達ではないかという。はたしてそうだろうか。
- 開催日時
- 平成12年3月10日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、土岐川、尾崎、山崎、桐、水野、下山、松本、泉谷、田中(誠)、山内、望月
討議内容
今回新たに、山内惠子さんが参加してくれました。山内さんは、日教組の中央執行委員で、女性部長をされています。ご自宅は旭川にありますが、もう4年間東京に単身で生活しているとのこと。教育界での長年の経験を生かし、この会に新しい息吹を吹き込んでくれるものと期待しています。
今回は前回と同様、言葉に関して議論した。言葉には、響きとして表現される言葉と、文字として表現された言葉とがある。響きとして表現される言葉が始めにあり、それが文字の発明により、文字言葉として残されるようになったということは、疑うべくもないことであるが、この両者には、その持つ言葉の働きにおいて、いくつかの異なりが見られる。確かに、文字の発明は、言葉が、外の世界に残されることを可能とさせた。ある人の語ったことを文字として残しておくことができるし、直接面と向かっていなくても、どこからでも、どこへでも意味を伝えることができる。しかし、その利便性とは反対に、文字の発明は、言葉の持つ大きな力を失ってしまったようだ。
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第71回 「言葉」
- 2005-04-09 (土)
- 2000年レポート
- 開催日時
- 平成12年11月22日(水) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 土岐川、山崎、下山、松本、中村、市川、泉谷、田中、吉野、 池田、川辺、川辺、望月
討議内容
今回新たに、三人の方が参加してくれました。池田さんは、山形県遊佐町の役場に勤める傍ら、現在は、休職して、東北芸術工科大学の大学院生として研究に励んでいらっしゃいます。趣味としては、演劇をすることで、自ら劇団を作り、年1〜2回の割合で公演活動をしているとのことです。川辺さん夫妻は、まだ結婚して間もないお若い二人です。ご主人の方は、いくつかの職場を転々と経験した後、現在作業療法士の免許を取得するため夜間学校で勉強中とのこと。また、奥様の方は、看護婦をされていて、以前動物を相手に研究をしていたことがきっかけで、動物より人間に興味を持つようになったとのことです。新たな三人のメンバーが、新しい角度から意見を述べられ、人文研に新たな香りを持ち込んでくれることを期待しています。
今回は、心についてということで議論した。一言で心といっても、そこには、言葉では表現し尽くされない世界が広がっている。私達は、何かあると、心、心と使っているけれども、その心をあらためて言葉にして表現してみようとすると、その表現という手元から転げ落ちてしまうような、そんな掴みどころのないものが心である。ただ、その心という、言葉にしては掴みどころのないものを、私達は、共通に持ち、その心という言葉で、暗黙の了解として、一人一人に共通した世界を作り上げている。そこには、意識では作り上げることのできない、広い世界が広がっていることを感じさせる。
- 開催日時
- 平成12年9月22日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、塚田、土岐川、山崎、桐、水野、下山、松本、大滝、石田、望月
討議内容
今回新たに、石田さんが参加してくれました。石田さんは、女性社長として暗号に関する会社を経営されています。趣味としては、絵を描くことやピアノを弾くことだそうです。英語、フランス語が得意ということですので、インターナショナルな観点から、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自由をテーマに議論した。自由とは、何らかの形で束縛されているものから解放されることであるが、その束縛の一つに人間が社会的な動物であることからを束縛している。特に、新たなことを試みようとする者にとっては、この常識は大きな力となって束縛してくる。その常識から外れると、変わり者であるとか、かってであるとかいった烙印が押されることになる。人間が他の動物と違うところの一つは、この見えない力が自由を奪っていることが上げられる。
- 開催日時
- 平成12年7月7日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、山崎、市川、椙岡、大原、松本、大滝、篠原、望月
討議内容
今回新たに、大滝さんと篠原さんが参加してくれました。大滝さんは現在(株)日本無線に勤務されていて、趣味としては、ケーキや和菓子を作ることだそうです。篠原さんは、(株)ベルシステム24に勤務されていて、趣味は、テニス、スキー、ヨガや仏教書に関心があるとのことです。若い二人が、この会に新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は環境に関して議論した。環境には、人間が主体となって係わる環境と、動物や植物など人間以外の生物が係わる環境とがありそうだ。そして、生物の誕生から人類の誕生への営みは、後者の環境の中で育まれた生命の進化であり、その環境は、ダーウィンの説く突然変異と自然淘汰による生命進化の自然淘汰と深く係わってくるものである。生命の進化は、まるで赤ちゃんが母親の胸の中で育まれるように、環境という胸の中で育まれてきた。そして、人間になって意識が芽生え、その意識との係わりの中から、人間主体の環境が新たに生まれてきた。社会環境、家庭環境、教育環境、職場環境等々は、人間が生み出してきた人間の作る環境である。
- 催日時
- 平成12年5月12日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、水野、下山、市川、大原、松本、吉野、肥野、望月
討議内容
今回新たに、吉野さんと肥野さんが参加してくれました。吉野さんは元々看護婦をされていましたが、現在は、地域高齢社会開発研究所を経営されています。学生時代は陸上の選手として活躍していましたが、現在はそれらからも離れてしまっているとのこと。肥野さんは、ベルシステム24総合研究所に勤務していて、趣味は、三国志などの戦時小説を読むことだそうです。二人の女性が、新たな風を吹きこんでくれることを期待しています。
今回は自己実現について議論した。議論に参加された何人かは、自己実現ということをあらためて考えてみると、はたして自己実現というそのもの自体があるのか疑問に思えてくるという。自己実現など言葉だけのもので、実際には、日々をしっかりと生きていることそのことが自己実現ということではないだろうかと。そして、普通の主婦にしても、農家の人の中にも、自己実現などという言葉など知らない人達が、生き生きと力強く生きている。これらの人達こそ、自己実現できている人達ではないかという。はたしてそうだろうか。
- 開催日時
- 平成12年3月10日(金) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、土岐川、尾崎、山崎、桐、水野、下山、松本、泉谷、田中(誠)、山内、望月
討議内容
今回新たに、山内惠子さんが参加してくれました。山内さんは、日教組の中央執行委員で、女性部長をされています。ご自宅は旭川にありますが、もう4年間東京に単身で生活しているとのこと。教育界での長年の経験を生かし、この会に新しい息吹を吹き込んでくれるものと期待しています。
今回は前回と同様、言葉に関して議論した。言葉には、響きとして表現される言葉と、文字として表現された言葉とがある。響きとして表現される言葉が始めにあり、それが文字の発明により、文字言葉として残されるようになったということは、疑うべくもないことであるが、この両者には、その持つ言葉の働きにおいて、いくつかの異なりが見られる。確かに、文字の発明は、言葉が、外の世界に残されることを可能とさせた。ある人の語ったことを文字として残しておくことができるし、直接面と向かっていなくても、どこからでも、どこへでも意味を伝えることができる。しかし、その利便性とは反対に、文字の発明は、言葉の持つ大きな力を失ってしまったようだ。
- 開催日時
- 平成12年1月27日(木) 14:00〜17:00
- 開催場所
- 東京ウィメンズプラザ
- 参加者
- 広野、霧島、土岐川、田中、山崎、桐、下山、松本、田中(誠)、望月
討議内容
今回新たに、田中誠司さんが参加してくれました。田中さんは、某自動車メーカのデザイナーとして7年ほど働いていましたが、自己完成に向けて意を新たにし、昨年会社を辞め、現在は、新たな人生を歩んでいらっしゃいます。若いセンスで、この会に新しい息吹を吹き込んでくれるものと期待しています。
今回は言葉に関して議論した。私達は、普段当たり前のように言葉を使い、言葉によってコミュニケーションを行っているが、言葉とは一体なんだろうか。言葉は、人間の何かを表現したいという欲求から生まれてきていることは確かであるけれども、それは、どこにその源があるのであろうか。人が何かを表現したいというのは、心の内部に蓄積されたエネルギーの表出である。それは、マグマの活動の中で蓄積したエネルギーが火山となって噴火していることにも似ている。私達の心の世界の中でも、外界からの刺激との係わりや、内的な生理現象との係わり等によって、エネルギーが蓄積され、それを外界に放出したいという自然現象が言葉の根源になっているのであろう。それと、言葉で表現したいという欲求の根底には、自分の心を相手と共に共有したいという無意識の欲求があるのではないだろうか。それは、地球と月との間に働く引力のように、二つの物の間が共通な力によって結びつけられていることを心の世界でも望んでいるのであろう。
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